職場のメンタルヘルスは悪化傾向〜組織のストレスマネジメント実態調査より〜

  • 2017.05.19 Friday
  • 10:49

一般社団法人日本経営協会では、4月14日に、「組織のストレスマネジメント実態調査」の結果を取りまとめ公表しました。

この調査の有効回答数は、全国の企業(団体)合計552件となっています。

調査結果では、5年前と比較して職場のメンタルヘルスは悪化していることが判明しました。

 

調査結果の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

〇5年前と比較したときのメンタルヘルス不調による長期休業者は「増加」が26.0%、「減少」が9.3%、そしてメンタルヘルス不調による退職者は「増加」が17.8%、「減少」が7.3%でした。5年前と比較して職場のメンタルヘルスは悪化しています。

 

〇5年前と比較してワーク・ライフ・バランスが悪化したと答えた事業所は、メンタルヘルスの状況も悪化したと答えています。同様に、人員の多様化が進行したと答えた事業所もメンタルヘルスの状況が悪化しています。ワーク・ライフ・バランスの悪化と人員の多様化は従業員のメンタルヘルスに悪影響を与えています。

 

〇平均勤続年数は、ストレスマネジメントに全く取り組んでいない事業所が9.7年にあるのに対し、積極的に取り組んでいる事業所は16.8年でした。ストレスマネジメントに取り組むことが従業員のリテンション(人材確保・人材流出回避)に良い効果をもたらしているようです。

 

〇業種別に比較すると、ストレス耐性度が高く出たサービス業では、メンタルヘルスの状況が5年前からそれほど悪化しておらず、ストレスマネジメントへの関心度、事業所のストレスマネジメントへの取組が、いずれも少ない結果となりました。対照的に行政・自治体では5年前と比べたメンタルヘルスの状況が最も悪化しており、職員のストレスマネジメントへの関心度、事業所のストレスマネジメントへの取組が最も高い結果となりました。

 

〇約6割の事業所がメンタルヘルスに対する問題は今後増えると予想しています。

 


 

以上のように、職場のメンタルヘルスの状況は悪化傾向にあるようです。

また、今後に関しても、過半数の企業がメンタルヘルス問題が増加すると考えています。

 

なお、本調査では、平成27年12月に施行されたストレスチェック制度の状況や効果に関しても公表しています。

ご興味のある方は、ご確認ください。

 

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.noma.or.jp/nnr/tabid/426/Default.aspx

 

ストレスチェック制度の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/

 

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