Q.定期昇給やベースアップは必ず実施しなければならないか?

  • 2017.08.28 Monday
  • 10:12

A.就業規則や労働協約で具体的な定めをした場合、実施する義務が発生します

 

年に一度、賃金額の改定を実施している企業も多いのではないでしょうか。

この賃金改定の際、定期昇給やベースアップは毎年必ず実施しなければならないのでしょうか?

 

定期昇給やベースアップを使用者が法律上義務付けられるのは、就業規則や労働協約で具体的な義務を負っている場合です。

具体的な義務とは、アップする金額やアップ率等の基準を具体的に設定している場合が該当します。

 

単に、「毎年4月1日に定期昇給させる」とある場合には抽象的な義務にとどまります。

この場合、使用者に定期昇給を実施する義務はありますが、金額を使用者が決定しない限り、賃金の請求権とはなりません。

 

また、「定期昇給させることがある」とだけ定めている場合は、努力義務にとどまり、抽象的な義務にもなりません。

このような場合には、定昇やベアの凍結もありえます。

 

賃金は上がり続けることが可能であれば、それに越したことはないかもしれません。

しかしながら、経営環境は大きく変化し続けます。

今一度、就業規則の条文を確認してみてはいかがでしょうか。

 

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