高学歴化するフリーター経験者〜第4回「若者のワークスタイル調査」より〜

  • 2017.12.05 Tuesday
  • 10:09

労働政策研究・研修機構では、若者の働き方と意識について把握するため調査を実施し、10月20日に結果を公表しました。

対象は、東京都の25歳〜34歳の男女8,000名で、そのうち37.4%の回答を回収しました。

 

調査結果の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

〈フリーター経験者の4割を占める大学・大学院卒者〉

〇フリーター経験者は2001年では高卒者が4割を占めていたが、2016年調査では大学・大学院卒者が4割を占めるようになっている。

〇フリーター経験率は高卒者も大学・大学院卒者も2001年より2016年の方が高くなっている。

 

〈「モラトリアム型」が減少〉

〇フリーターのタイプとして「モラトリアム型」は減少し、「やむを得ず型」「ステップアップ型」の割合が増加した。

 

〈フリーターから正社員化に成功する割合は改善せず〉

〇フリーターからの正社員化については、正社員になろうとした割合は一定水準にあるものの、うち正社員化に成功した割合は減少傾向にある

 

〈「フリーター共感」意識弱まる〉

〇「フリーター」に共感する意識は2001年に比べて、フリーター経験に関わらず弱まった。

 

〈離職理由は「労働条件」理由が1位に〉

〇離学後すぐに正社員になった者が就職した企業を辞める理由として、2001年には男性では「仕事が自分に合わない」が1位であったが、2016年調査では「労働時間(残業を含む)」が1位となった。

〇女性でも2001年には「健康上、家庭の事情・結婚・出産」が1位であったが、今回調査ではこの理由と並んで「労働時間(残業を含む)」が1位となった。

 

〈キャリアは安定化するも、学歴間格差は女性で拡大〉

〇男性においては高卒者も大学・大学院卒者もキャリアは安定した方向に改善したが、特に大学・大学院卒者の改善が大きく格差は残った。

〇女性については大学・大学院卒者は改善したが女性高卒者はそれほど改善せず、格差が拡大した。

 


 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.jil.go.jp/press/documents/20171020.pdf

 

 

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