新卒採用、選考時に重視する点は「コミュニケーション能力」〜2017年度新卒採用に関するアンケート調査より〜

  • 2017.12.11 Monday
  • 09:18

経団連では、11月27日に、「2017年度 新卒採用に関するアンケート調査」の結果を公表しました。

この調査は、企業の大学等新卒者の採用選考活動を総括することを目的に、1997年より実施されています。

 

調査結果の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

1.2017年4月および2018年4月入社対象の採用選考活動について

 

(1)採用選考活動の実施割合

〇2017年4月入社対象の採用選考活動を実施した企業の割合は98.8%となり、調査開始以来初めて98%台を超えた。

〇2018年4月入社対象も98.4%と高水準が続いている。

(2)採用計画の達成状況

〇2018年4月入社対象について、「計画に届かない」(30.7%)が前年に比べて6.2ポイント増加しており、採用難の影響が一定程度見られる。

(3)新卒採用市場に関する評価

〇「前年より売り手市場(学生側が有利)」が2年連続で8割以上となった。

(4)選考にあたって特に重視した点

〇「コミュニケーション能力」が第1位(15年連続)、「主体性」(9年連続)が第2位となった。

〇第3位の「チャレンジ精神」は、2016年入社対象について第4位に順位を下げたものの、2017年入社対象以降、再び第3位となった。

 

2.2018年4月入社対象の採用選考活動について

 

(1)学事日程への配慮

〇広報活動の際に学事日程を尊重して実施したものでは、「自社ホームページやSNS等の活用」(48.6%)が前年と比べて19.5ポイントと大きく増えた。

〇選考活動に関しては、「面接日を学生の希望を聞いて出来る限り調整」(84.4%)が最も多かった。

(2)面接時における履修履歴の取り扱い

〇面接時に履修履歴(成績証明書等)を「かなり重視した」「やや重視した」との回答合計は64.3%となり、今後もこうした傾向は強まる。

(3)前年と比べた広報活動、選考活動の状況の変化

〇広報活動において、約4割の企業が「業界研究・企業研究が不十分な学生が増加した」、「自社の企業説明会に参加する学生数が減少した」、「合同企業説明会に参加する学生数が減少した」と回答した。

〇選考活動では、約6割の企業が「他社の内々定を保持したまま面接を受ける学生が増加した」と回答した。また、「内々定を辞退する学生が増加した」との回答も約4割に達した。

(4)中長期的な「指針」の在り方

〇「指針」の中長期的な在り方については、「指針自体は残すが、広報活動や選考活動の開始時期の規定は削除すべき」(42.1%)との回答が最も多かった。

 

3.インターンシップについて

 

(1)教育的効果を高めるために実施している取り組み

〇プログラム実施にあたって重要となる「終了後の本人へのフィードバック」を行っているとの回答は25.7%にとどまった。

(2)学生情報の取り扱い

〇インターンシップで得た学生情報については、「当面は現行の取り扱いを維持するものの、いずれは採用選考活動で使えるようにすべき」(47.5%)と「直ちに採用選考活動で使えるようにすべき」(30.7%)が多数を占めた。

 


 

新卒採用の状況をみると、売り手市場の傾向はますます強くなるようですね。

また、インターンシップの活用など、採用選考活動の内容も、時代と共に変化しています。

 

その中でも、長年変わらないものが「選考にあたって特に重視した点」。

「コミュニケーション能力」が15年連続の堂々1位です。

人間関係を重視する日本企業の姿勢がよくわかる結果ですね。

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/096.pdf

 

 

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