派遣社員に聞いた「同一労働同一賃金」意識調査

  • 2018.11.29 Thursday
  • 10:29

エン・ジャパン株式会社では、自社が運営するサイト上で、現在、派遣社員として働く利用者を対象「同一労働同一賃金」についてアンケート調査を実施しました。

有効回答数は、316名となっています。

 

調査結果の概要は、下記の通りです。

 


 

1.「同一労働同一賃金」について、概念を正しく理解している方は2割に留まる。

   8割が「同一労働同一賃金」の考え方に肯定的。

○「同一労働同一賃金について知っていますか?」と尋ねたところ、「言葉も意味も知っている」が23%でした。「言葉は聞いたことがあるが意味はよく知らない」(40%)、「知らない」(38%)が8割を占めており、同一労働同一賃金の周知が、まだ進んでいないことが伺えました。

○同一労働同一賃金の考え方について、74%が「良いと思う」と回答しました。肯定的な理由を伺うと、『業務内容が同じなのにもかかわらず待遇に差が出ることは前々から不満に感じていた点だったので、解消されれば嬉しい』、『正社員と同じか、それ以上の仕事量をしているのに、給与や賞与で待遇に差が出るのはおかしい。解消されれば仕事へのモチベーションも上がると思う』といった、現状の不平等感を訴える声が多く挙がりました。

 

2.「同一労働同一賃金」導入で期待すること、「賞与支給」「給与アップ」「交通費の支給」。

○第1位は「賞与の支給」(80%)でした。『ボーナスが無いと、生活するのに精一杯になってしまう』、『賞与があることで、しっかりと評価される機会が設けられると思うから』といった声が寄せられました。

○第2位は「給与アップ」(71%)でした。『給与が上がれば、働くモチベーションにつながる。もっと給与を上げるために、社内外の勉強会にも積極的に参加するようになると思う』、『給与の格差が埋まれば、正社員の方に感じる壁もなくなると思う』といった声が挙がりました。

○同率第2位は「交通費の支給」(71%)でした。『交通費がかかると、仕事選びも制限が出てきてしまう』、『交通費が課税対象になってしまっている現状を解消したい』といった声が寄せられました。

 

3.賃金の差について納得できる理由は、「責任の重さ」「役職」「資格・スキル」。

○最も多い回答は「仕事への責任の重さ」(69%)でした。次いで「役職の有無」(67%)、「資格やスキルの有無」(60%)が続きました。

 


 

調査結果にもありますが、賃金の差について、納得できる要素として下記の点を挙げています。

 

政府では、先日(2018年11月27日)、同一労働同一賃金に関連して「短時間・有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針案」を作成し、諮問機関である労働政策審議会に意見を求めました。

 

※指針案の詳細は、下記のサイトでご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000176596_00009.html

 

指針案では、不合理と認められる事案や、そうでない事案等を列挙して示しています。

今後、正規と非正規との間で待遇に差が生じる場合、企業は説明責任を果たさなければなりません。

その際には、上記グラフのような事項を中心に、制度や規程の整備が必要になるかと考えます。

同一労働同一賃金のスタートは、中小企業では2021年春を予定しています。

今から準備が必要ですね。

 

 

アンケート調査の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15409.html

 

 

 

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