就活生、入社予定企業の決め手は「自らの成長期待」

  • 2019.02.21 Thursday
  • 11:02

株式会社リクルートキャリアの研究機関である就職みらい研究所では、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施しました。

調査結果から、就活生の企業選びの軸に、変化の兆しがあることが判明しました。

 

調査結果の概要は、下記の通りです。

 


 

変わる企業選びの軸:「就職=就社」に変化の兆しが

○2019年卒学生に対して「就職先を確定する際に決め手となった項目」を尋ねたところ、「自らの成長が期待できる」が47.1%と、約半数が回答する結果となりました。

○学生のコメントからは、安定志向がうかがえるなか、「将来が見通しづらい社会では自らの成長こそが安定に繋がる」という声が多く挙げられました。こうした背景から、「入社の決め手」として、将来のキャリアにつながる「成長」を挙げる学生が多いと考えられます。

 

女性は男性と比べて、「決めて」となった項目が多い

○「就職先を確定する際に決め手になった項目」について男女別にみると、女性は「希望する地域で働ける」が46.4%で最も高く、次いで「自らの成長が期待できる(44.8%)」「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している(43.6%)」の順であった。

○男性は「自らの成長が期待できる」が49.0%で最も高く、次いで「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している(32.8%)」「希望する地域で働ける(28.9%)」の順であった。

 


 

下記グラフの示す通り、就職先を確定する決め手として「自らの成長が期待できる」が約半数となっています。

 

 

調査レポートでは、企業寿命が短くなる一方で、「人生100年時代」「職業寿命の伸長」という現象が生じ、「定年まで1社に勤めあげる」「新卒で入社した企業は一生安泰」という志向にも変化が見え始めていると分析しています。

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190131-01/

 

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