パートタイマーの労働組合加入者、過去最高に〜平成28年「労働組合基礎調査」より〜

  • 2016.12.20 Tuesday
  • 12:00

パートタイム従業員など非正規従業員の割合は、全労働者の約4割に達しています。

その流れは、正社員が主体であった労働組合員数の変化においても、顕著に表れています。

 

厚生労働省では、12月15日に、平成28年「労働組合基礎調査」の結果を公表しました。

この調査は、労働組合、労働組合員の産業別、企業規模別、加盟上部組合別にみた分布状況など、労働組合組織の実態を明らかにすることを目的に実施されています。

すべての労働組合を対象とし、毎年6月30日現在の状況について調査・集計しています。

 

調査結果のポイントは、下記の通りです。

 

  1. 労働組合員数は994万人で、前年の988万2千人より5万8千人(0.6%)増加。
  2. 推定組織率は17.3%で、前年の17.4%より0.1ポイント低下し、過去最低。
  3. 女性の労働組合員数は319万2千人で、前年の312万人より7万2千人(2.3%)増加。推定組織率は12.5%で前年と変わらず。
  4. パートタイム労働者の労働組合員数は113万1千人で、前年の102万5千人より10万6千人(10.3%)増加。全体の労働組合員数に占める割合は11.4%で、前年の10.4%より1.0ポイント上昇。推定組織率は7.5%で、前年の7.0%より0.5ポイント上昇。いずれも過去最高。

 

推定組織率とは、雇用者数に占める労働組合員数の割合を意味します。

つまり、どのくらいの割合の人が、労働組合に加入しているかを表しています。

 

この推定組織率、全体では過去最低を更新しています。

一方、パートタイム労働者に限っては、組合員数・推定組織率とも過去最高となっています。

一人でも加入できる労働組合が増加しているのが背景にあることが伺えます。

 

現在、「同一労働同一賃金」などの非正規従業員の処遇改善が大きな課題となっています。

今後は、パートタイマーなどの非正規従業員が処遇改善を求めて団体交渉を申し込む、なんてことも増えるかもしれませんね。

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/16/index.html

 

 

 

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