社内イベントは嫌いじゃないけど・・・〜社内イベントに関するコミュニケーション調査より〜

  • 2017.02.24 Friday
  • 08:00

組織の活性化や、従業員同士の親睦を深める目的で、社内イベントを行っている会社も多いかと思います。

このような社内イベントについて、従業員はどのような感想を持っているのでしょう。

 

株式会社JTBコミュニケーションデザイン(ワークモチベーション研究所)では、業務のデジタル化やITの導入により、職場における社員同士の交流が減少している状況を鑑み、社員同士の交流の場となる社内運動会やパーティー、周年記念イベントなどの「社内イベント」について分析し、報告書をとりまとめました。

 

報告書からは、社内イベントの存在価値は認めつつも、面倒くさいことは避けたいという従業員の本音が垣間見えます。

 

報告書の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

ー卞皀ぅ戰鵐函柄澗硫餤帖表彰式、パーティー、社内運動会、周年記念イベントなど)について

  • 全体の58%の人が、「人と直接会って話が出来る良い機会」と肯定的意見。
  • 社内イベントの効果は、「職場コミュニケーション」「部門間連携」「モチベーション」の向上。

 

好まれる社内イベントは、インパクトと主体的コミュニケーション

 手作りの社内イベントには、「めんどくさい」社員の心理的負担と、豪華さ不足への懸念か

  • 参加したい社内イベント:1位「感動する」、2位「豪華」、3位「話せる」社内イベント
  • 参加したくない社内イベント:1位「自分の手で作り上げる社内イベント」

 

社内イベントの成功要因では、要因のインパクトが低下。マンネリ傾向か

  • 社内イベントの成功要因:1位「社員全員が集まる」、2位「参加型」、3位「会社や同僚を知る」
  • 社内イベントの失敗要因:1位「一部の社員のみ」、「聞くだけで退屈」、3位「マンネリ」

 


 

上記のように、社内イベントを通して社員同士のコミュニケーションが促進される点は、従業員にも大いに評価されているようです。

反面、自分たちの手でイベントを作り上げることに関しては、業務の多忙から「めんどうくさい」と敬遠されているのが本音のようですね。

 

ちなみに、報告書では、社内イベントを活用して組織内のコミュニケーションを活性化する目的で、次のような提言で結ばれています。

 


 

  • 本調査の結果から、社内イベントに参加したことのある社員の6割が、社内イベントに対して「良い機会」という肯定的な感情を持つことが分かりました。社内イベントを開催した後は、「職場の中でコミュニケーションが増えた」「他の部門と仕事がしやすくなった」等の効果が報告されています。
  • 社員は、社内イベントに感動や豪華さ、いろいろな人と話せることを望んでおり、手作りなどの負荷を嫌う傾向もあるようです。また、「聞くだけで退屈」「社長の話が長い」等の不満は解消傾向にあるものの、成功要因に対する満足度は全体的に低下し、一部の社員のみであることへの根強い不満や、マンネリに対する不満があることも分かりました。
  • 今後の社内イベントには、感動できたり、豪華さを感じたり、一人一人がいろいろな人と話したりできるような企画と演出が求められます。また、社員の負荷が高くなり過ぎないような配慮も必要でしょう。まずは、肯定感を持っている層に働きかけて、社内でムーブメントを作る等の方法も考えられます。
  • 全社員が一堂に会することは容易ではありませんが、社員からの要望が高く、実現した場合の効果は大きいといえるでしょう。IT技術により、離れた場所でも、時間を共有する等の方法で一体感を醸成できる場合もあります。
  • 社内イベントは、会社と社員、部署と部署、店舗と店舗、上司と部下など、社内の様々なコミュニケーションを円滑にし、社員のモチベーションを向上させる起点となり得る場です。定期的に開催していた社内イベントを見直し、新たな視点で考え直すことで、社内イベントの効果を高め、社内コミュニケーションの活性化につなげましょう。

 


 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

 

http://www.jtbm.jp/database/2841/

 

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