賃上げの勢いに一服感〜連合「2017春季生活闘争第1回回答集計結果について」より〜

  • 2017.03.27 Monday
  • 10:17

近年、春闘では、ベースアップを含む賃上げ要求が多くの労組からあがっています。

3月15日の企業からの集中回答を受けて、連合では、3月17日時点での回答集計結果を取りまとめました。

結果をみると、事前の予想通り、賃上げの勢いが昨年と比べ弱くなっている状況が判明しました。

 

 

集計結果の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

〇集計結果は6,270円:2.06%(昨年同期比▲71円・▲0.02ポイント)であった。300人未満は5,139円:2.06%(同▲87円・▲0.01ポイント)であり、率では全体に等しく、規模間格差は縮小している。

〇非正規労働者の賃金引上げは、単純平均で時給23.65円(同▲2.30円)・月給5,359円(同284円)となっており、正規を上回る改善を果たしている。

〇賃金以外でも、所定労働時間の短縮や非正規労働者の処遇改善などが実現している。

 


 

賃上げの傾向は、4年連続で改善しており、正規・非正規や大企業・中小企業間の賃金格差は縮小している傾向です。

しかしながら、前年同期比でみると、全体で0.02ポイント減少となっており、ほぼ横ばいの状況です。

世界的な経済情勢が不透明な中で、企業も大幅な賃上げ傾向を継続させることには、慎重な姿勢をみせているようです。

今後は、賃上げ以外の要素、いわゆる「働き方改革」が労使交渉の主役になるかもしれませんね。

 

集計結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

 

https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2017/yokyu_kaito/press_release_201670317.pdf

 

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