労働組合、組織拡大の対象としてパートを重視〜平成28年「労働組合活動等に関する実態調査」より〜

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 17:06

厚生労働省では、6月20日に、平成28年「労働組合活動等に関する実態調査」を取りまとめ公表しました。

この調査は、労働組合の組織及び活動の実態等を明らかにすることを目的として実施されています。

調査対象は、民間事業所における組合員30人以上の労働組合で、3,246労働組合から有効回答を得ました。

 

調査結果のポイントを抜粋すると、下記の通りです。

 


 

1.労使関係についての確認

〇労使関係が「安定的」と認識している労働組合は89.5%(前回87.8%)

 

2.労働組合員数の変化に関する状況

〇3年前(平成25年6月)と比べた組合員数の変化を見ると、

 ・「増加した」34.1%(前回30.1%)

 ・「変わらない」22.2%(前回22.1%)

 ・「減少した」41.7%(前回47.1%)

 

3.労働組合の組織拡大に関する状況

〇組織拡大を重点課題として取り組んでいる労働組合は31.9%(前回34.1%)

〇産業別にみると、「医療・福祉」が最も高く70.0%(前回57.1%)

〇取組対象として最も重視している労働者の種類でみると、「新卒・中途採用の正社員」47.1%(前回36.7%)、次いで「パートタイム労働者」17.8%(前回13.2%)

 

4.正社員以外の労働者に関する状況

〇労働者の種類別に「組合加入資格がある」をみると、

 ・「パートタイム労働者」32.3%

 ・「有期契約労働者」35.6%

 ・「派遣労働者」11.1%

 ・「嘱託労働者」30.7%

〇産業別にみると「医療・福祉」が、どの労働者の種類でも総じて高く「パートタイム労働者」74.9%、「有期契約労働者」68.5%、「派遣労働者」32.2%、「嘱託労働者」62.3%

 


 

「医療・福祉」関連の労働組合で、組合活動が活発化しているようですね。

また、下記のグラフからも見て取れるように、数年前からのトレンドではありますが、労働組合の組織拡大の対象として、パートタイム労働者が重視されています。

正社員のみならず、パート労働者に対しても的確な労務管理が必要となってきています。

 

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/18-28gaiyou.html

 

社内イベントは嫌いじゃないけど・・・〜社内イベントに関するコミュニケーション調査より〜

  • 2017.02.24 Friday
  • 08:00

組織の活性化や、従業員同士の親睦を深める目的で、社内イベントを行っている会社も多いかと思います。

このような社内イベントについて、従業員はどのような感想を持っているのでしょう。

 

株式会社JTBコミュニケーションデザイン(ワークモチベーション研究所)では、業務のデジタル化やITの導入により、職場における社員同士の交流が減少している状況を鑑み、社員同士の交流の場となる社内運動会やパーティー、周年記念イベントなどの「社内イベント」について分析し、報告書をとりまとめました。

 

報告書からは、社内イベントの存在価値は認めつつも、面倒くさいことは避けたいという従業員の本音が垣間見えます。

 

報告書の概要を抜粋すると、下記の通りです。

 


 

ー卞皀ぅ戰鵐函柄澗硫餤帖表彰式、パーティー、社内運動会、周年記念イベントなど)について

  • 全体の58%の人が、「人と直接会って話が出来る良い機会」と肯定的意見。
  • 社内イベントの効果は、「職場コミュニケーション」「部門間連携」「モチベーション」の向上。

 

好まれる社内イベントは、インパクトと主体的コミュニケーション

 手作りの社内イベントには、「めんどくさい」社員の心理的負担と、豪華さ不足への懸念か

  • 参加したい社内イベント:1位「感動する」、2位「豪華」、3位「話せる」社内イベント
  • 参加したくない社内イベント:1位「自分の手で作り上げる社内イベント」

 

社内イベントの成功要因では、要因のインパクトが低下。マンネリ傾向か

  • 社内イベントの成功要因:1位「社員全員が集まる」、2位「参加型」、3位「会社や同僚を知る」
  • 社内イベントの失敗要因:1位「一部の社員のみ」、「聞くだけで退屈」、3位「マンネリ」

 


 

上記のように、社内イベントを通して社員同士のコミュニケーションが促進される点は、従業員にも大いに評価されているようです。

反面、自分たちの手でイベントを作り上げることに関しては、業務の多忙から「めんどうくさい」と敬遠されているのが本音のようですね。

 

ちなみに、報告書では、社内イベントを活用して組織内のコミュニケーションを活性化する目的で、次のような提言で結ばれています。

 


 

  • 本調査の結果から、社内イベントに参加したことのある社員の6割が、社内イベントに対して「良い機会」という肯定的な感情を持つことが分かりました。社内イベントを開催した後は、「職場の中でコミュニケーションが増えた」「他の部門と仕事がしやすくなった」等の効果が報告されています。
  • 社員は、社内イベントに感動や豪華さ、いろいろな人と話せることを望んでおり、手作りなどの負荷を嫌う傾向もあるようです。また、「聞くだけで退屈」「社長の話が長い」等の不満は解消傾向にあるものの、成功要因に対する満足度は全体的に低下し、一部の社員のみであることへの根強い不満や、マンネリに対する不満があることも分かりました。
  • 今後の社内イベントには、感動できたり、豪華さを感じたり、一人一人がいろいろな人と話したりできるような企画と演出が求められます。また、社員の負荷が高くなり過ぎないような配慮も必要でしょう。まずは、肯定感を持っている層に働きかけて、社内でムーブメントを作る等の方法も考えられます。
  • 全社員が一堂に会することは容易ではありませんが、社員からの要望が高く、実現した場合の効果は大きいといえるでしょう。IT技術により、離れた場所でも、時間を共有する等の方法で一体感を醸成できる場合もあります。
  • 社内イベントは、会社と社員、部署と部署、店舗と店舗、上司と部下など、社内の様々なコミュニケーションを円滑にし、社員のモチベーションを向上させる起点となり得る場です。定期的に開催していた社内イベントを見直し、新たな視点で考え直すことで、社内イベントの効果を高め、社内コミュニケーションの活性化につなげましょう。

 


 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

 

http://www.jtbm.jp/database/2841/

 

パートタイマーの労働組合加入者、過去最高に〜平成28年「労働組合基礎調査」より〜

  • 2016.12.20 Tuesday
  • 12:00

パートタイム従業員など非正規従業員の割合は、全労働者の約4割に達しています。

その流れは、正社員が主体であった労働組合員数の変化においても、顕著に表れています。

 

厚生労働省では、12月15日に、平成28年「労働組合基礎調査」の結果を公表しました。

この調査は、労働組合、労働組合員の産業別、企業規模別、加盟上部組合別にみた分布状況など、労働組合組織の実態を明らかにすることを目的に実施されています。

すべての労働組合を対象とし、毎年6月30日現在の状況について調査・集計しています。

 

調査結果のポイントは、下記の通りです。

 

  1. 労働組合員数は994万人で、前年の988万2千人より5万8千人(0.6%)増加。
  2. 推定組織率は17.3%で、前年の17.4%より0.1ポイント低下し、過去最低。
  3. 女性の労働組合員数は319万2千人で、前年の312万人より7万2千人(2.3%)増加。推定組織率は12.5%で前年と変わらず。
  4. パートタイム労働者の労働組合員数は113万1千人で、前年の102万5千人より10万6千人(10.3%)増加。全体の労働組合員数に占める割合は11.4%で、前年の10.4%より1.0ポイント上昇。推定組織率は7.5%で、前年の7.0%より0.5ポイント上昇。いずれも過去最高。

 

推定組織率とは、雇用者数に占める労働組合員数の割合を意味します。

つまり、どのくらいの割合の人が、労働組合に加入しているかを表しています。

 

この推定組織率、全体では過去最低を更新しています。

一方、パートタイム労働者に限っては、組合員数・推定組織率とも過去最高となっています。

一人でも加入できる労働組合が増加しているのが背景にあることが伺えます。

 

現在、「同一労働同一賃金」などの非正規従業員の処遇改善が大きな課題となっています。

今後は、パートタイマーなどの非正規従業員が処遇改善を求めて団体交渉を申し込む、なんてことも増えるかもしれませんね。

 

調査結果の詳細は、下記のサイトでご覧いただけます。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/16/index.html

 

 

 

ブログを開設しました

  • 2016.10.14 Friday
  • 16:06

こんにちは。

社会保険労務士事務所古間屋、代表の中山です。

 

お客様への情報提供や、忘れっぽい中山の忘備録のため、このたびブログを開設しました。

法改正をはじめとする労務管理に役立つ情報や、どうでもいい中山の好きな記事など。。。(笑)

不定期に更新する予定です。

 

ということで、まずはご挨拶まで。

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